リューン北東、ラウンゲル山中――。
 シシリーに罠を仕掛けた故買屋からの仕事で、テーゼンの姿はそこにあった。
 故買屋と太いパイプで繋がっているというある商人が、強い冒険者を求めていたために、故買屋側が多額の紹介料を商人から貰って、この一件を彼に押し付けてきたのである。
 聖北の神に仕えるシシリーの手前もあり「汚い仕事じゃない」と言っておいたが、実際、内容は山賊退治なのだから、一応冒険者の範囲内の仕事だと主張できるだろう。

(少なくとも、ギルドの脱走者の始末や、お偉いさんの暗殺よりは事実を話しやすいな)

 ただ、さすがに妖精のムルはロンドに預けてきている。
 この仕事は自分でやり遂げたい――そういう意思の表れだった。
山賊駆除
 暗い赤色のターバンを頭に巻いた彼の目の前の商人――ヘルマン商会の会長は、引き合わされたテーゼンを「先生」と呼んでいた。

「――先生にお願いしたいのは、北方山道にて当商会の馬車を襲った山賊一味の成敗です」

 ヘルマン会長は、この手の面倒な調査を騎士団任せにしていたら、季節が変わっても状況はそのままになってしまうだろうと危惧し、盗賊ギルドに依頼して山賊の棲家を突き止めてあるのだという。
 ざらついた声で話を続けると、机上の地図に描き込まれた赤い印を手袋越しの指でトントンと叩く。

「このラウンゲル山の中腹辺り。打ち捨てられた山小屋を改修して潜んでいるようです」
「規模はどんなモンだい?」
「人数は三人と非常に小規模で、いずれも冒険者崩れ。ギルド員の調査によれば、冒険者時代に目立った活躍は一切していない、と」
「ずいぶんと少人数だな……」

 棲家は判明済み。
 数はたったの三人。
 それでいて、腕が立つ訳でもない。
 依頼人は表向きリューンの名士であり、シシリーのために手打ちにしてくれる仕事である事情から、報酬が貰えないことも覚悟していたのだが、故買屋に払った紹介料とは別に、銀貨1000枚をテーゼンへ支払ってくれるそうだ。
 駆け出し冒険者なら泣いて喜びそうな、美味しい依頼である。
 ……が、テーゼンは断じて駆け出しなどではない。

「……これが先生の名声に見合う仕事でないというのは、重々承知しております」

 山賊の実力も人数もさほどではない事実に、テーゼンががっかりしていると勘違いしてくれたのだろう会長は、年月を経た人間にしか出せない重みを乗せて言った。

「格安で雇える冒険者を十人ばかり揃えれば、多少の犠牲は出ようとも、賊どもを討ち漏らすことはないでしょう。しかし……そんな勝ち方では、私の気が晴れない」
「気が……ね」
「……私は賊どもが憎いのです」
「……」

山賊駆除1

「全身全霊で抗おうとも決して死から逃れられぬ……あの賊どもをそんな絶望に突き落としてやりたいのです」

 ヘルマン会長は、額にぶわっと吹き出た汗を革手袋の甲で拭う。

「……件の山賊の襲撃を受けた時、間が悪いことに、この私も馬車に乗っていました。北部商工会が主催する商談に、商会の代表である私自身が赴く必要があったのです」

 もちろん、物騒な輩に襲われることを警戒して、会長は部下の他に、護衛として冒険者を6名雇い入れ、馬車に同乗させていた。
 ≪狼の隠れ家≫の所属ではない、テーゼンもまったく聞いたことのない冒険者の宿から派遣されたその護衛たちは、意気軒昂として自分たちの得物を磨いていたのだが、なんと御者が山賊によって無残に殺されたと見るや、恐れをなして一目散に逃げ出したそうだ。
 少なくとも賊を警戒しての護衛の契約だったのだから、予想通りの相手が来たというのに護衛対象を捨てて逃亡したとあっては、リューンに舞い戻っても依頼の口はなくなってしまうだろう。
 事実、ヘルマン会長が調べた限りでは、所属していた宿にその冒険者たちは戻ってきていない。
 口ほどにもない役立たずだった、と彼は吐き捨てるように言った。
 護衛だけではなく部下までも、その時の混乱に乗じて脱出してしまい、会長だけが馬車の中に取り残された。

「……禿頭の山賊に積荷と一緒に引き摺り下ろされた私は、跪いて必死に命乞いしました。その姿が余程滑稽に見えたのでしょう」

 額に滲んだ汗がターバンに濃い模様を作っている。
 その様子で、どれだけヘルマン会長が襲われた時の過去をトラウマにしているかが分かる。
 きゅ、と口が引き結ばれたかと思うと、岩戸がイヤイヤ開くようにして再び言葉を押し出した。

「賊どもは無抵抗の私を嘲笑い、ひたすら嬲りました。理不尽な暴力、悪口雑言……男の一人が私の頭に小便を掛け、それでやっと満足したかと思えば、山賊の女が腰の短剣を抜きました」
「…………」
「女は私の目付きが反抗的だと因縁を付け、私の……私の、指を……銀貨を数える私の指を……!」

 ヘルマン会長は肩をわなわなと震わせながら、右手に被せてあった上等な革手袋を外す。
 右手の親指と人差し指が、根元から無い。

「……だが、アンタは生き残った」
「ええ。……賊どもに命まで奪われた気の毒な御者に比べれば、私は遥かに運が良かった」

 ですが、と彼は話を続けた。

「生き残ったからこそ私はあの賊どもが憎い。許せないのです。どうか、心からお願いします」

 真摯に頭を深く下げた会長の頼みを、元々「否」と断る立場にテーゼンはない。
 だが、そのことを詳しく彼に説明するつもりはなかった。
 森での活動に慣れ、気配を消す手段を心得ているテーゼンにとって、山に棲家を持つ小規模の山賊退治など、児戯に等しいと言える。
 何しろ、夜中の森の中でこちらを襲撃してきた聖北教会の大勢の過激派たちを迎え撃って全滅させ、また賢者の搭の指名手配がかかった男が結界を張った森の一角に入り込み、これを見事に討ち果たしている。
 それらの規模や実力に比べれば、楽な相手だと判断できた。
 ただし、テーゼンにとって予想外だったのは、ラウンゲル山へ向かう当日になって、ヘルマン会長が同行を申し出たことである。
 ヘルマン会長は「決して邪魔しない」と約束していたが、明らかにテーゼンの邪魔になっている。
 山賊一味が底抜けの間抜けでなければ、静謐な山林で無警戒に茂みを揺すり、枯れ枝を踏み抜いて呑気にお喋りしながら近付いてくる――そんな格好の獲物に気付かないはずはない。
 今のところ罠の類は見られないが、棲家に辿り着く前に奇襲を受けるのは必定である。
 ふと振り向けば、ヘルマン会長の頭に矢が刺さっていた……等という事態は避けなければならない。
 せめてもの慰めは、テーゼンが山賊たちと戦っている間に会長を守る人材もついてきている、ということくらいだろう。
 いかにも力自慢といった風貌の男性は、只の下男というわけでもないようだ。
 外見こそもじゃもじゃとよく繁る顎鬚に覆われた強面により威圧的だが、言葉遣いや立ち居振る舞いは洗練されており、他者に不快感を与えない。
 その従者に合図を送って2人の足を止めさせ、テーゼンは辺りの安全を確認することにした。

(……人の気配はない。が、獣や妖魔の類の気配もないってぇのは、どういうことだ。足跡はおろか、鳥の吐き戻しや小動物の糞、肉食動物の縄張りを示す爪痕すらねえ。……この辺りに山賊が出るようになったから、動物たちが逃げたんだろうか……?)

 まるで、山林そのものが怯えているかのように静まり返っている。
 周囲を注意深く探っていたテーゼンに、会長がおずおずと声をかけた。

「先生、少々よろしいでしょうか?実は一つ、お願いし忘れていたことがありまして……」
「いいぜ。どうした?」
「賊どもは男二人、女一人の三人ですが、出来れば女は、死なない程度に痛めつけるだけにしておいて頂けませんか?」
「女だけ生かせと?」

 首肯したヘルマン会長は、女は知人の店で働かせる算段がついているのだと語った。

「こちらが被った損失を、多少なりとも補填させようかと……無論、殺してしまっても一向に構いません。構いませんが、頭の片隅にでも置いておいて頂ければ。追加報酬も出しますので」
「ん。分かった」

 気軽な調子で頷いたテーゼンだったが、再び歩き出して僅か十数分後、ぴたりと足を止め、藪のある一点を見守る者が空恐ろしくなるほどの無表情さで見続ける。
 不思議そうに彼を見やったヘルマン会長が声をかけようとすると、それを遮るようにしてテーゼンが言った。

山賊駆除2

「こそこそ隠れてんじゃねえよ。とっとと出て来やがれ」
「先生?一体、何……」

 を言っているのか、と問いかけるつもりでいたのだろうが、がさりと藪の一部が揺れて姿を現した人影に、会長は息と言葉を同時に飲み込んだ。
 卑屈さを感じさせる不快な笑みを浮かべながら、中肉中背の男が愚痴る。

「糞ったれ……。何でばれちまうんだよ」
「気配の消し方がとことん雑なんだよ。そんなんじゃあ、”蜘蛛”のムドウには百年経っても到底及ばねえな」
「”蜘蛛”だと……?」

 呟いた彼こそが、ヘルマン商会の馬車を襲った山賊。
 すなわち依頼の標的の一人は、人形めいた端整な顔に感歎の色を浮かべながらも、その素性を探らんと話しかけた。

「なあ、あんた――」
「おいおい、耳聞こえねえのか?出て来いってんだよ!」

 テーゼンは男のセリフを無視して、先程よりもさらに強い語調で呼び掛ける。
 もしこれで全員が出てこないようなら、こちらから仕掛ける――その意図が含まれた呼びかけであることは明白であった。

「全部お見通しってか。……そりゃ、チャチな小細工なんざ通用しねえよな」

 男が投げやりに手を振って、藪の奥に合図を送る。
 すると――がさり、がさりと、男が潜んでいたのとは別の位置に、それぞれ人影が二つ出現する。
 まさか、とヘルマン会長が思う間もなく、男二人と女一人……山賊一味が雁首を並べた。
 旗を掲げる爪で一番の重戦士であるロンドと比べても遜色ないほど厳つい体躯をした男は、しかし、かなり情けない表情で唸っている。

(白髪頭が犬と出会った時みたいだな)

と思ったテーゼンは、思わずクスリと笑みを浮かべた。
 その笑いを酷薄なものと受け取った男は、高い位置で茶髪を結い上げた女に助けを求める。

「あ、姉御……うぅ……」
「ったく、なんて顔してんだい。アンタそれでも金玉付いてんのかい!?」

 表情は三者三様。
 だが、瞳に浮かんでいる色は皆同じ――恐怖の感情である。
 正真正銘の悪魔であるテーゼンという怪物が、対峙しただけで死を想起させるほどの恐怖を彼らにもたらしている。
 このまま戦闘に突入すれば、テーゼンに負ける道理はない。
 しかし……。

「オオオオオオオォォォーッ!!」

 それまで静まり返っていたヘルマン会長が、突如として雄叫びを上げた。

「あいつらだ……あいつらだっ!あいつらが私に……!この時をっ……どれだけ待ち詫びていたことか……!」

 俄かにヘルマン会長の目に滲んだ涙が、次の瞬間には頬を伝って零れ落ちていく。
 激情の発露、自制心の喪失、理性の崩壊。
 一度噴き出した恨みによる言葉は、止めようのない山崩れのように流れた。

「犬畜生にも劣る……屑どもっ!私を覚えてるな?忘れたとは言わせん、絶対に覚えてる筈だ……。貴様らは覚えてる筈だ!」

 憤怒と喜悦がない交ぜになった凄絶な表情。
 山賊一味はヘルマン会長の剣幕に気圧され、これまで無表情だった従者の男も、流石に唖然と口を半開きにしている。

「怯えろ……!報いを受ける時が来たんだ。貴様らは今から死ぬ。どう足掻いても逃げられはせん!非道卑劣な屑ども!臆病者の屑ども!見ろ! 目を逸らさずに見ろっ!黒龍を斃し邪神を屠る物語の中の英雄が、今ここにいる!その名は旗を掲げる爪のテーゼン!貴様らを殺す者だっ!」

 ひたり、と三つの視線が白い美貌に集中した。
 凍えるサルセカや霧に覆われたレンドルを救ったという評判の冒険者が、今、彼らの目の前にいる。
 信じられないという表情から微かに溜飲を下げた会長は、狂ったような笑い声を上げて言った。

「貴様らはこの私を本気で怒らせた!終わりだ!死ねっ、死ねっ!絶望に震えながら死ねっ!!」
「……糞ったれが」

 山賊の1人が、憎々しげに唾を吐き捨てた。

「俺だって好きで屑になったんじゃねえ……!」

と怒鳴り返した男は、己の得物である長剣を構えた。
 どうやら、ヘルマン会長の天を衝く叫びは、山賊一味の戦意を大いに高めたようである。
 山賊の女もその声で自分の呪縛を断ち切ったようで、すらりと大ぶりのナイフを抜き放ち、男達を叱咤した。

「二人ともっ!腹ぁ括りなっ!」
「死んでたまるかよっ……!」
「……お母ちゃん……俺に勇気を……!」

 会長はもはや、口の端に泡をつけながらまくし立てている。

「さあ先生、お願いします!今こそお力を!正義の鉄槌を!」
「旦那様、こちらへ!」

 従者の男は、興奮状態のヘルマン会長を抱えるようにして、安全な木陰に引っ張り込んだ。
 今や山賊は実力以上の力を発揮する窮鼠。
 だが彼らが戦う相手は猫ではなく――西方諸国にその名を轟かせる竜であった。
 真っ先に敵陣に突っ込んでいったテーゼンが≪ダリの愛槍≫を振るい、扇状に広がっている山賊たちを纏めて薙ぎ倒す。
 ダメージからいち早く回復したらしい女が、ナイフを閃かせてフェイント混じりの攻撃を広がっている翼目掛けて突き込もうとしたが、素早く翼を折り畳んだテーゼンは、短く左に二歩ずれるだけで刃を回避してみせた。
 続けざまに2人の男たちも得物で斬りつけようとしたが、中肉中背の男の剣を槍の柄で受け流し、大男の長い棍は跳躍してひらりとかわす。

「畜生……動きが捕えられねえ!」
「そりゃあな。経験が……全然違うんだよっ」

 猫のように着地したテーゼンはすかさずその場で槍を腰溜めに構え、己の素早さを生かした神速の連続突きを行なった。
 数ある槍技の中でも、必中と名高い【風縫い】――たくさんの旅の途中、荒々しい武闘都市エランで得た技である。

山賊駆除3

 おおよそ、実体を持つ者なら逃れる術はないとされる穂先は、男の心臓を上から突き下ろすようにして抉っていた。
 どうと斃れる仲間に動揺した大男の身を狙っていたテーゼンだったが、女が背後から投げつけてきたナイフだけは対処のしようがなく、右の腿を傷つけられる。

「やった……!?」

 歓声を上げた女だったが、せっかくの喜色がすぐに萎んだのは、テーゼンが流れる血をものともせずにスピードも落とさず、聖なる鋼で作られた穂先を目の前の獲物に突き刺したからである。
 喉をかなりの勢いで刺された敵が崩れ落ちるのに一瞥もやらず、黒い翼の青年はくるりと自分を傷つけた女へ向き直った。 

「ヒッ……ヒイィ!!」

 今までの虚勢もどこへやら、恐怖に改めて駆られた女はめちゃくちゃにもう一本の得物を振り回したが、狙い定めたテーゼンの槍の石突は、非道なまでの正確さで女の延髄に叩き込まれた。
 痺れるような痛みに目を剥いた女が、

「う……ぁッ……」

と呻いて気絶する。
 ヘルマン会長との約束――女だけを生け捕ることを、彼はこの短時間で選んだのである。
 全てが終わると、彼はサッとベルトポーチから薬草を取り出して、腿の傷口へと押し付けた。
 しっかり包帯を巻いて固定していると、斃れたはずの山賊から弱々しい声音が耳に届いた。

「……テーゼン……」
「……まだ生きてやがるのか。もういいだろうが。くたばっちまえよ」

 非情としか捉えられないセリフだが、テーゼンは己の与えた一撃が彼の内臓を深く確実に傷つけていることを知っている。
 尋常ではない痛みと失血による寒さがないまぜになって、この死体にならんとしている男を包んでいることは誰よりも理解していたからこその、最初で最期の気遣いだった。

「あ……んたの……こと…………しっ……てる……」
「へえ」
「……しっ……てるん……だ……お……れも……あん……た……いに…………りたかっ……」
「僕みたいに?」

 悲しげに、彼は微笑んだ。
 人を――それも、よりにもよって聖北の神に仕える者を愛した悪魔。
 それを羨む人間がいるということ自体が、彼にとって笑える話でしかなかった。
 だがそんな事を、死神にとっ掴まったらしい山賊に言ってみても始まらない。
 見事に山賊を討ち果たした礼金をヘルマン会長から受け取ったテーゼンは、彼らに断りを入れ、翼を広げて一路リューンへ向かった。
 愛しい娘に打ち込まれた楔を、きちんと破壊したことを伝えるためだけに。 

※収入:報酬1200sp
※支出:
※柚子様作、永遠そして朝まだき&オオカタ様作、山賊駆除クリア!
--------------------------------------------------------
■後書きまたは言い訳
56回目のお仕事は、柚子様の永遠そして朝まだきと、オオカタ様の山賊駆除です。
この二つのシナリオはまったくクロスオーバーなさっていませんが、シシリーとテーゼンの一つの物語として綺麗に収まるため、続けて書かせて頂きました。
前者などは完全なるプライベートシナリオで、まだプレイしたことないというユーザーさんもいらっしゃるかと思うのですが、この作品におけるリプレイ等の扱いは、ギルド投稿シナリオと同じでいい旨をリードミーに書かれていらっしゃったので、思い切ってプレイさせてもらいました。
以前に永遠そして朝まだきをプレイした時は、「もう出来上がってる大人のカップル」で遊んだので、PCが口にするセリフの一つ一つがピタリと当て嵌まったパズルのように、ものすごく腑に落ちる感じで気持ち良かったんですが……。
告白もまだだったこの2人にやらせてみても、ぴったり当て嵌まってるよ!
おまけに告白した挙句のチューまで、筆の流れで実行できてしまいました。
すごい、柚子様の筆力……。
シナリオ中では、酔った(演技をしてる)異性を連れ込むのは自室なんですが……シシリーは聖職者な上に、未だに三人部屋で寝起きしてるので、かつて利用した屋根裏部屋に変更させてもらいました。
さすがに改造し続けている地下室だとね、貼り紙画像にもなってる窓が見えないんで……。

一方、後者の山賊駆除ですが……いやあ、オオカタ様の台詞回しも、短いながら無理なく纏められた依頼内容も、じっくり読み上げたくなるほど良いですね。
お膳立てされた状況やら、マグマのように怒りを沸き立たせた依頼人やら、外道な行いで仕返しをされようとする山賊の最期の足掻きやら……人間というものの業を、否応なく感じさせます。
そうそう、依頼人のセリフの中に「黒龍を斃し邪神を屠る」とありますが、これは本当は「巨人を斃し悪魔を屠る」です。
ただ、今回はPCが悪魔なのと、巨人を倒した経験は確か旗を掲げる爪にないはずなので、このように変えさせていただいてます。
そして、前ストーリーの故買屋から回ってきた仕事、としてリプレイを書きましたが、本来、このヘルマン会長さんは乳製品を取り扱っている商人で、貧しい者への寄付も欠かさぬ慈善家です(右クリックするとその辺の詳細が書いてあります)。
そんなわけで、多分元のシナリオ通りなら彼が故買屋と繋がりがあること自体が妙な話なのですが、9レベルのテーゼンだけが裏の事情を仲間へ悟られずに動ける仕事、となるとこれが一番だったのです。
オオカタ様、ご不快でしたら誠に申し訳ございません。

リプレイ中にちょこちょこと、またかつての冒険を引き合いに出させていただいてます。

・昔、見世物小屋で歌を披露していた青年(塵芥式ネン様作、芋虫男と墓場の犬)
・下手なバイオリニストのルージュ・ポワゾン(あめじすと様作、提琴引きの依頼)
・幽霊列車の中で死霊術師の双眸を覗き込んだ(吹雪様作、くろがねのファンタズマ)
・邪神に関わる事件で御堂騎士から依頼を受け(大地の子様作、死こそ我が喜び)
・聖北教会の大勢の過激派たちを迎え撃って全滅(ユメピリカ様作、逃走経路)
・賢者の搭の指名手配がかかった男、”蜘蛛”のムドウ(River様作、蜘蛛の魔術師)
・凍えるサルセカ(梨野様作、凍える湖城)
・霧に覆われたレンドル(イーグル様作、霧を抱く…)
・武闘都市エラン(飛魚様作、武闘都市エラン)

山賊さんたち3レベルだったんで、その実力を”蜘蛛の魔術師”ムドウと比べるのもどうかと思ったんですが、あの人も、非凡な才能があったにも関わらず、ついに望んだ術の会得までには至ってないんですよね。
どれだけ恵まれていても、自分の望んだ自分になれるとは限らないという辺りで比較したくなり、ついお名前を出しております。

当リプレイはGroupAsk製作のフリーソフト『Card Wirth』を基にしたリプレイ小説です。
著作権はそれぞれのシナリオの製作者様にあります。
また小説内で用いられたスキル、アイテム、キャスト、召喚獣等は、それぞれの製作者様にあります。使用されている画像の著作権者様へ、問題がありましたら、大変お手数ですがご連絡をお願いいたします。適切に対処いたします。

2016/09/15 11:51 [edit]

category: 永遠そして朝まだき後の山賊駆除

tb: --   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

プロフィール

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

カレンダー

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

辺境に足を運んだ方の人数

▲Page top