Mon.
そしてどれだけシナリオ作るの 
どうも、Leeffesです。
ネット環境に不自由しているくせに、また何か作ってしまいました。
店主が非生物、売り物が舞踏+超能力その他いろいろという、また良くわからない混ぜ方をした店シナリオでございます。ちょこっとだけ香水スキルも足していたり。
またテストプレイに付き合ってくださる優しいお客様がおられましたら、完成までよろしくお願いいたします。
うさぎ小屋
2013年10月22日をもって、Ver1.00として完成版といたします。
テストプレイにご協力いただきました皆様、ご自分のシナリオフォルダにダウンロードしてくださった皆様。
身内のリクエストとちょっとお遊びな感じで作ってみたシナリオですが、面白いと思っていただけたのであれば幸いでございます。
まさか家政婦スキル受けると思ってなかったけど。
最後までお付き合いくださり、まことにありがとうございました。
2013年10月22日にギルドへ投稿いたしました。
ネット環境に不自由しているくせに、また何か作ってしまいました。
店主が非生物、売り物が舞踏+超能力その他いろいろという、また良くわからない混ぜ方をした店シナリオでございます。ちょこっとだけ香水スキルも足していたり。
またテストプレイに付き合ってくださる優しいお客様がおられましたら、完成までよろしくお願いいたします。
うさぎ小屋
2013年10月22日をもって、Ver1.00として完成版といたします。
テストプレイにご協力いただきました皆様、ご自分のシナリオフォルダにダウンロードしてくださった皆様。
身内のリクエストとちょっとお遊びな感じで作ってみたシナリオですが、面白いと思っていただけたのであれば幸いでございます。
まさか家政婦スキル受けると思ってなかったけど。
最後までお付き合いくださり、まことにありがとうございました。
2013年10月22日にギルドへ投稿いたしました。
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Sat.
金狼の牙と碧の街3 
さて、その頃――。
緋色の髪を編みこんでまとめ、司教用の帽子に押し込んだアウロラは、まだ年若い可憐な容姿の修道女へと指示を飛ばしていた。
マリスという名前のその修道女は、本来リューンにて冒険者として活動しており、たまたま依頼を受けていなかったために運悪く(?)聖海教会の司教から呼び出されたものである。
よく日に焼けた健康そうな美少女なのだが、今は聖堂の端から端を、裾を翻しながら走り回らされている。
「あ、その花飾りの追加分は、すべて窓辺に飾るためのものです。白と黄色の二種類がありますから、交互になるように飾ってくださいね」
「は、はい!」
「それが終わったら、こちらにいる奏者の皆さんが飲み終わった杯を片付けること」
「わかりました~!!」
ふう、と息をついた修道女は、自分の裾を踏みつけそうになって慌てつつ、どうやら知り合いらしい竪琴を抱えた青年がからかってくるのに、あくまで真面目に応答していた。
その様子を眺めていたアウロラは、苦笑しつつ司教に声をかける。
「…よく働いてくれる娘さんですこと」
「ええ…これから先が楽しみです。たくさんのことを、外の世界で学んできてくれると良いのですが」
「さ、私どもも怠けてはいられませんね。これを広げてしまいましょう」
アウロラ自身は、式の進行を今一度聖海教会の司教と確認しつつ、聖北教会と聖海教会の冠婚用クロスを祭壇へバランスよく飾り付けていた。
本来はここまであわただしくない筈なのに、リューンから来るはずの荷が遅れて到着したので、足と頭をフル回転させて式に間に合わせようとしているのであった。
彼女の邪魔にならないよう聖堂の隅にしゃがみ込んでいたミナスは、視界の端に大剣を背負った同じ年か少し上くらいの少年と、ほっそりした体躯の魔法使いらしき少女が、教会のほうを向いて佇んでいるのを見つけた。
しばらく観察していると、向こうでもこちらを見つけたのであろう。やや照れくさそうな表情で小さく手を振っている。
ちょうど誰かと話したいと思っていたミナスは、ウサギが飛び跳ねるかのような足取りで彼らのほうへと向かった。
「はじめまして!……だよね?」
急に自信のなくなったような言葉に、ぷっと二人は吹き出した。
杖を抱えた少女のほうが、安堵させるような微笑とともに応える。
「ええ、はじめましてよ。私はサラ。こっちは…」
「オレはハーロ!よろしくな」
明るい笑顔とともに差し出された手をミナスが握ると、年不相応に皮が分厚く硬いことがわかる。
片眉を上げたミナスの反応に気づき、サラという少女は自分たちもリューンから訪れた冒険者なのだと語った。
「今日は、仲間の一人がここのお手伝いに呼ばれてね。ついでに、私たちも結婚式の見物をしようと思ってやって来たの」
「オレは護衛も兼ねてね」
「そうなんだ。実は今日結婚するの、僕の仲間なんだよね。パーティのリーダーなの」
「ええっ!?」
サラとハーロは軽く驚いたらしい。
しかし、目を見張り口を開けていた彼らは、やがてゆっくりと笑みを浮かべてそれぞれに祝辞を述べてくれた。
「ありがとう。…正直、いつ結婚するのかと思っていたから、やっとって感じだよ」
「あはは、そんなに長い付き合いなのね」
「うん。ギルが賊に襲われた後の村から、エセルだけを何とか助け出したんだってさ。それで≪狼の隠れ家≫に連れてきて、彼女の世話を親父さんに頼んだんだよね」
ミナスはギルから聞いていた事情を、疑うことも無く素直に二人へ説明した。
へえ、という顔になったハーロが感心したように頷く。
「運が良かったんだな、一人だけ生き残れたなんて。神様のご加護かな」
「僕には宗教のことはよく分からないけど、そうかもしれないね。エセルは優しくていい人だから。…たまにジャガイモが絡むとちょっと様子が違うんだけど」
「……なんか面白い人なんだね…」
≪星の道標≫という宿から来たと言う人の良さそうな彼らは、その後もしばしミナスの話に付き合ってくれたが、やがてエディンが彼を探しに来たのを機に、仲間が待っているという場所へと移動して行った。
……静かな聖堂に、荘厳な弦楽器の調べが満ちていく。
教会の開かれたドアからは、サラとハーロたち以外にも式を見ていこうとした人たちがいるようで、赤い絨毯に白い花の鉢が置かれている中を進む二人の姿に見入っていた。
さすがに緊張した面持ちの花嫁へ、彼女だけにわかるようギルが囁く。
「大丈夫、俺がついてるって。…これからもずっとな」
「……これからよろしく、旦那様」
エセルの脳裏に、かつての村のことが思い浮かぶ。
全てが終わった後、自身が望んだとある男の結末も……それを成し遂げ、自分をギルと呼ぶように告げた、目の前の青年の手の熱さと優しい瞳も。
これからは命尽きるまで、エセルの隣にある。
やっと肩に入っていた力を抜いたエセルが、まさしく花のような笑みを浮かべた。
二人は祭壇で待つアウロラの方へ、迷いのない足取りで進んでいった。
---------------------------------------------------------------------
ということでギルとエセルの結婚式でございました。
あえて書かずに済ませた部分については、各自そうぞう(想像・創造)してください。(笑)
今回はリンクを繋いでいる「星の道標様(環菜様)」より、サラ一行にゲスト出演をしていただきました。
本当は他のお三方にも登場して貰いたかったのですが、そうするととんでもない絡み方になりそうだったので回避しました。…Fさんみたいな美青年とかね、ジーニに目をつけられたら大変だからね…。(笑)
ただ、弦楽器の奏者に誰かさんがいたかもしれないし、もしかしたらサラ一行以外にも誰か式を外から眺めていたかもしれません。
もしどなたかクロスオーバーなさりたいという方がいらっしゃいましたら、ガンガンしてもらいたいと思います。
当リプレイはGroupAsk製作の『フリーソフトCard Wirth』を基にしたリプレイ小説です。
著作権はそれぞれのシナリオの製作者様にあります。
また小説内で用いられたスキル、アイテム、キャスト、召喚獣等は、それぞれの製作者様にあります。著作権者様へ、問題がありましたら、大変お手数ですがご連絡をお願いいたします。適切に対処いたします。
緋色の髪を編みこんでまとめ、司教用の帽子に押し込んだアウロラは、まだ年若い可憐な容姿の修道女へと指示を飛ばしていた。
マリスという名前のその修道女は、本来リューンにて冒険者として活動しており、たまたま依頼を受けていなかったために運悪く(?)聖海教会の司教から呼び出されたものである。
よく日に焼けた健康そうな美少女なのだが、今は聖堂の端から端を、裾を翻しながら走り回らされている。
「あ、その花飾りの追加分は、すべて窓辺に飾るためのものです。白と黄色の二種類がありますから、交互になるように飾ってくださいね」
「は、はい!」
「それが終わったら、こちらにいる奏者の皆さんが飲み終わった杯を片付けること」
「わかりました~!!」
ふう、と息をついた修道女は、自分の裾を踏みつけそうになって慌てつつ、どうやら知り合いらしい竪琴を抱えた青年がからかってくるのに、あくまで真面目に応答していた。
その様子を眺めていたアウロラは、苦笑しつつ司教に声をかける。
「…よく働いてくれる娘さんですこと」
「ええ…これから先が楽しみです。たくさんのことを、外の世界で学んできてくれると良いのですが」
「さ、私どもも怠けてはいられませんね。これを広げてしまいましょう」
アウロラ自身は、式の進行を今一度聖海教会の司教と確認しつつ、聖北教会と聖海教会の冠婚用クロスを祭壇へバランスよく飾り付けていた。
本来はここまであわただしくない筈なのに、リューンから来るはずの荷が遅れて到着したので、足と頭をフル回転させて式に間に合わせようとしているのであった。
彼女の邪魔にならないよう聖堂の隅にしゃがみ込んでいたミナスは、視界の端に大剣を背負った同じ年か少し上くらいの少年と、ほっそりした体躯の魔法使いらしき少女が、教会のほうを向いて佇んでいるのを見つけた。
しばらく観察していると、向こうでもこちらを見つけたのであろう。やや照れくさそうな表情で小さく手を振っている。
ちょうど誰かと話したいと思っていたミナスは、ウサギが飛び跳ねるかのような足取りで彼らのほうへと向かった。
「はじめまして!……だよね?」
急に自信のなくなったような言葉に、ぷっと二人は吹き出した。
杖を抱えた少女のほうが、安堵させるような微笑とともに応える。
「ええ、はじめましてよ。私はサラ。こっちは…」
「オレはハーロ!よろしくな」
明るい笑顔とともに差し出された手をミナスが握ると、年不相応に皮が分厚く硬いことがわかる。
片眉を上げたミナスの反応に気づき、サラという少女は自分たちもリューンから訪れた冒険者なのだと語った。
「今日は、仲間の一人がここのお手伝いに呼ばれてね。ついでに、私たちも結婚式の見物をしようと思ってやって来たの」
「オレは護衛も兼ねてね」
「そうなんだ。実は今日結婚するの、僕の仲間なんだよね。パーティのリーダーなの」
「ええっ!?」
サラとハーロは軽く驚いたらしい。
しかし、目を見張り口を開けていた彼らは、やがてゆっくりと笑みを浮かべてそれぞれに祝辞を述べてくれた。
「ありがとう。…正直、いつ結婚するのかと思っていたから、やっとって感じだよ」
「あはは、そんなに長い付き合いなのね」
「うん。ギルが賊に襲われた後の村から、エセルだけを何とか助け出したんだってさ。それで≪狼の隠れ家≫に連れてきて、彼女の世話を親父さんに頼んだんだよね」
ミナスはギルから聞いていた事情を、疑うことも無く素直に二人へ説明した。
へえ、という顔になったハーロが感心したように頷く。
「運が良かったんだな、一人だけ生き残れたなんて。神様のご加護かな」
「僕には宗教のことはよく分からないけど、そうかもしれないね。エセルは優しくていい人だから。…たまにジャガイモが絡むとちょっと様子が違うんだけど」
「……なんか面白い人なんだね…」
≪星の道標≫という宿から来たと言う人の良さそうな彼らは、その後もしばしミナスの話に付き合ってくれたが、やがてエディンが彼を探しに来たのを機に、仲間が待っているという場所へと移動して行った。
……静かな聖堂に、荘厳な弦楽器の調べが満ちていく。
教会の開かれたドアからは、サラとハーロたち以外にも式を見ていこうとした人たちがいるようで、赤い絨毯に白い花の鉢が置かれている中を進む二人の姿に見入っていた。
さすがに緊張した面持ちの花嫁へ、彼女だけにわかるようギルが囁く。
「大丈夫、俺がついてるって。…これからもずっとな」
「……これからよろしく、旦那様」
エセルの脳裏に、かつての村のことが思い浮かぶ。
全てが終わった後、自身が望んだとある男の結末も……それを成し遂げ、自分をギルと呼ぶように告げた、目の前の青年の手の熱さと優しい瞳も。
これからは命尽きるまで、エセルの隣にある。
やっと肩に入っていた力を抜いたエセルが、まさしく花のような笑みを浮かべた。
二人は祭壇で待つアウロラの方へ、迷いのない足取りで進んでいった。
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ということでギルとエセルの結婚式でございました。
あえて書かずに済ませた部分については、各自そうぞう(想像・創造)してください。(笑)
今回はリンクを繋いでいる「星の道標様(環菜様)」より、サラ一行にゲスト出演をしていただきました。
本当は他のお三方にも登場して貰いたかったのですが、そうするととんでもない絡み方になりそうだったので回避しました。…Fさんみたいな美青年とかね、ジーニに目をつけられたら大変だからね…。(笑)
ただ、弦楽器の奏者に誰かさんがいたかもしれないし、もしかしたらサラ一行以外にも誰か式を外から眺めていたかもしれません。
もしどなたかクロスオーバーなさりたいという方がいらっしゃいましたら、ガンガンしてもらいたいと思います。
当リプレイはGroupAsk製作の『フリーソフトCard Wirth』を基にしたリプレイ小説です。
著作権はそれぞれのシナリオの製作者様にあります。
また小説内で用いられたスキル、アイテム、キャスト、召喚獣等は、それぞれの製作者様にあります。著作権者様へ、問題がありましたら、大変お手数ですがご連絡をお願いいたします。適切に対処いたします。
tb: -- cm: 1
Fri.
そしてまたシナリオですかい 
どうも、Leeffesです。
抑圧されると現実逃避に走る人間の例よろしく、また何か作ってしまいました。
売り物が剣技+気孔+精霊術+鎌技という、需要があるのかないのか良くわからない混ぜ方をした店シナリオでございます。
もし、「お、ちょうどいいところに!うちのキャラクターにこんな技ほしかったんだよね~」というお客様がおられましたら、テストプレイよろしくお願いいたします。
冷たき月の宵
2013年9月23日をもって、Ver1.00として完成版といたします。
テストプレイにご協力いただきました皆様、ご自分のシナリオフォルダにダウンロードしてくださった皆様。
ひとつのジャンルのスキル数が少ないので、あまり面白く思っていただけないかも…と思っていたのですが、わりと多くの方に遊んでいただき感謝いたしております。
最後までお付き合いくださり、まことにありがとうございました。
2013年9月23日にギルドへ投稿いたしました。
抑圧されると現実逃避に走る人間の例よろしく、また何か作ってしまいました。
売り物が剣技+気孔+精霊術+鎌技という、需要があるのかないのか良くわからない混ぜ方をした店シナリオでございます。
もし、「お、ちょうどいいところに!うちのキャラクターにこんな技ほしかったんだよね~」というお客様がおられましたら、テストプレイよろしくお願いいたします。
冷たき月の宵
2013年9月23日をもって、Ver1.00として完成版といたします。
テストプレイにご協力いただきました皆様、ご自分のシナリオフォルダにダウンロードしてくださった皆様。
ひとつのジャンルのスキル数が少ないので、あまり面白く思っていただけないかも…と思っていたのですが、わりと多くの方に遊んでいただき感謝いたしております。
最後までお付き合いくださり、まことにありがとうございました。
2013年9月23日にギルドへ投稿いたしました。
tb: -- cm: 2
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