Thu.

くもつ亭さんよりアレク  

 続けて、同じくくもつ亭さんより再び戴いて強奪してきたアレク。

 ・・・・・・いや、もうね。たまらんですよえへへへ。

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2013/04/18 21:34 [edit]

category: 頂き物

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Thu.

くもつ亭さんよりギル  

 リンクを繋いでいただいてるくもつ亭さんにて、素敵なギルのイラストを戴いて強奪して参りました。・・・え?ちゃんと許可は貰ってますよ!(笑)

 さあ、皆様ご覧下さい。
 流し目ギルですよ!

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2013/04/18 21:28 [edit]

category: 頂き物

tb: --   cm: 0

Thu.

金狼の牙の再調整 3  

 かつて娘さんがならず者たちへのトラウマを克服する為に、決闘を行なった裏山にてのこと――。
 黄金色の斧の刃が間断なく襲い掛かってくるのを、軽いというよりは精妙なステップで回避し続けたエディンは、重い刃が振り抜かれた隙をついて猛然と攻勢に出た。
 凄まじい速さの細剣の突きと、懐に潜りこむようにした短剣の斬撃という二つの攻撃を、鎧の硬い箇所を当てる事でどうにか防いだギルが焦った声を上げる。

「ちょ、ちょっとちょっと!何か本気の速さなんすけど!?」
「言い訳なんて見苦しいぜ、リーダー」

 左耳の上を危うく細剣が掠め、ギルの黒髪がニ、三本宙に舞った。
 エディンは深緑都市ロスウェルで盗賊ギルド同士の争いに首を突っ込んだ際に、さる道場に立ち寄ったことがある。
 その際に見かけた双剣の技を、自分で使える様に練習中なのである。
 ロスウェルにいた頃に理論と動き方だけを覚えておき、実力がついてからそれを習得しようと思っていたのだが・・・。
 存外難しく、こうしてギルに実戦紛いの訓練に付き合ってもらいながら、自分のものにしようとしているのだ。
 両手の気力を集中・硬化して、それを相手に飛ばして切りつける技なのだが・・・・・・戦いのさなかに気力を集中させるまではともかく、それを硬化するまで持っていくのが大変らしい。

「ちっ。こいつを使えるようになれば、色々と便利だっていうのに」
「舌打ちしながら、さり気なく【暗殺の一撃】を使ってるんじゃねー!!」

 その技じゃないだろ!とギルがツッコミを入れた。
 喉に向けて突き出された短剣を斧の柄で叩き、軌道を逸らす。
 だがその合間に、エディンの細剣が鎧の脇にある隙間から刺し込まれようとしていた。

「・・・・・・!!」

 もう距離を取るだけの時間が無いと感じたギルは、咄嗟に体を回転させ急所を刺されないようにすると、背中を向けたままエディンに体当たりをぶちかました。
 二人の体がごろごろと地面を転がり、10mほど離れて立ち上がる。

「あっぶね。危うく刺されるとこだった」
「・・・っつー。いてて、おっさんに乱暴なことするなよ・・・」
「エディンの攻撃は、的確に人体急所狙うからこえーんだよ!」
「細剣は突き用なんだから当たり前だろっ・・・と。・・・・・・待てよ?」

 ロスウェルの双剣術の師匠――サクラスという名前の身軽そうな優男だった――が、「この技は斬撃そのものを気力で具現化し、相手に飛ばす技だ」と言っていた。
 つまり、突きを多用している今のエディンの技では、いつまで経っても身につけられないということである。
 しかし、師匠の言う事が本当であれば、技を使うための剣には斬るための刃は必要ないはずだ。『斬る』のは剣ではなく、剣の持ち主の気力なのだから。
 エディンは【花散里】を使う時のイメージを脳裏に描いた。
 あれは本来であれば、魔力で生み出した氷片を扇によって花びらのように舞い散らせるという技である。
 エディンの場合は扇を使わず細剣の刀身に氷片を作っておき、しなやかな細剣を振り抜くことで同じような効果を発生させているわけだ。

「・・・・・・なーるほど。答えはすぐ近くにずっとあったってぇワケか」
「ん?何か言ったか?」
「リーダーに礼を言ったのさ。まあ見ててくれよ」

 エディンは動きの止まったギルに背を向けると、近くにあった大岩へと向き直った。
 そしてしばらくそれを睨みつけていたかと思うと、両腕をいきなり交差させる。

「?」

 一体どうしたのだろうとギルが眺めていると、見る見るうちにエディンの腕が盛り上がっていった。

「ハアァァ・・・・・・!」

 丸太のような腕になったかと思うと、そこからうっすらとした光が細剣と短剣に伝い流れる。
 その光が全て二つの得物に流れていったと思った直後、エディンは両の腕を振り下ろしていた・・・・・・!

 スパアアアァァンッ!!!

 勢いのいい音と共に、大岩が真っ二つに断たれている。人間がやったとは思えないほど滑らかな切り口であった。
 ずっと経過を見守っていたギルは、呆気に取られたような顔で言った。

「すげー・・・。もう習得しちゃったわけ?【斬隗閃】って技」
「一応な。後は、どれだけ本番でスムーズにこいつを使う事が出来るかって辺りだろう」

 装飾品しか売っていない、変わった防具屋で入れてもらった左肩の刺青を無意識に掻きながら、エディンは応える。

「単体でも多数相手でも使える技だ、ちゃんと練習しておかないとな」

 刺青の意匠である黒猫とルーン文字を見つめながら、ギルは「頼んだぜ」とだけ短く言った。

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■後書きまたは言い訳
そんなわけで予告どおりの小話回・・・勝手気ままに書いたので、スクリーンショットはございません。
色々またシナリオ出してきました。

・リューン思案橋界隈(竹庵様)
・風鎧う刃金の技(Y2つ様)
・歌の一族(周摩様)
・魔光都市ルーンディア(ロキ様)
・メレンダ街ペルラの市(ブランカ様・匈歌ハトリ様)
・聖域といわれた森(OKN様)
・娘と冒険者(きちょうじ様)
・深緑都市ロスウェル(周摩様)

前に出てきたシナリオを引っ張り出すのって、書き手側でも「あ~。こんなことあったよな~」とか追憶が楽しめるので非常に好きです。

アウロラの【浄福の詠歌】に関しては少し前のタイミングで購入をしているのですが、文章の流れとして小話ではみんなのスキルと同時期に買ったことにしました。
・・・・・・憑精術で美少年が男の娘になるとか、中々おいしいですよね!(何)本当、あの方真面目な顔で販売してくださいましたが、誰も止めないこの楽しさたまらない。
メレンダ街ペルラの市にあった【春靄香】は、正確には錬金術の範囲外だと思うのですが、瓶に調合するイメージならこれでもいいんじゃないかな・・・と。「世捨ての集落(カムイ様作)」で売っている【瞳の誘惑】と迷ったんですけどね・・・あちらは詠唱いらずだし。ただ、魅了キーコードと回復が一緒になってる方が、先々便利そうだったのでこちらにしました。
エディンについては攻撃スキルの追加。便利系をつけるか迷いましたが、闇に隠れるキーコードは「魔術師の工房(Niwatorry様作)」謹製の≪霧影の指輪≫で充分だし、盗むや窃盗のキーコードは「鼠の行路(SIG様作)」の【盗賊の手】についてました。・・・・・・回避上昇スキルも「俺はもう若くないから素早くなんて動けないぜ~」と公言してるエディンに似合わないかと思って、すっぱり諦めます。
後はこっそりと自作シナリオから召喚獣買い上げたり。

それから、9レベルになった”金狼の牙”たちについて、ここで最終目標を発表します。

「敵意の雨(JJ様作)」を最後のシナリオとして定めます

・・・・・・「人生という名の冒険(テイル様作)」とどっちにしようか迷いましたが、”金狼の牙”たちって「ゴブリンの洞窟(Ask様作)」やっていないのです。クリア推奨シナリオを無視してというのもなんですし、どうせならクロスオーバー多い総決算シナリオで最後を〆るほうが、何となく”金狼の牙”らしいかと。(笑)

当リプレイはGroupAsk製作のフリーソフト『Card Wirth』を基にしたリプレイ小説です。
著作権はそれぞれのシナリオの製作者様にあります。
また小説内で用いられたスキル、アイテム、キャスト、召喚獣等は、それぞれの製作者様にあります。使用されている画像の著作権者様へ、問題がありましたら、大変お手数ですがご連絡をお願いいたします。適切に対処いたします。

2013/04/18 05:41 [edit]

category: 小話

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Thu.

金狼の牙の再調整 2  

 後輩冒険者の怪我を、雪精トールの力ではなく自分の神聖呪文で癒す事ができたアレクは、深く安堵のため息を吐いた。
 リューン下水道に潜る仕事をしてきたそうなのだが、その時に鼠に齧られていたらしく、宿に帰り着くなりぶっ倒れたのである。
 慌てて親父さんがアウロラを探したが、あいにくと彼女は外出中。
 その時に偶々通りかかったアレクが、「どれ。俺に診せてみろ」と言ったのだった。

「これでよし・・・・・・と。毒のほうはどうだ?」
「すっかり良くなりましたよ!鼠の毒って、馬鹿にできないんですね・・・」
「鼠は病気の媒介になる場合もある。噛まれたら決して軽視せず、早めに治すことだ」
「はい。ありがとうございました!」

 仲間の方へと駆けて行く後輩を見送り、アレクはゴキッと痛そうな音を立てて肩を鳴らした。
 親父さんがそれを見て苦笑する。

「おい、まだ肩こりが酷くなるような年じゃないだろうに」
「上手く唱えられるか、ヒヤヒヤものだったからな。≪聖別の葡萄酒≫を裏で用意してたのは内緒にしといてくれよ」
「そろそろ自分の父親を追い越す英雄になりつつあるくせに、妙なところは変わらないんだな。どれ、オレンジタルトでも用意するか」

 そう言って奥の厨房に親父さんが引っ込んだのと入れ違いに、2階から欠伸交じりの挨拶をしながらジーニが降りてきた。

「んあー・・・・・・おはよう」
「もう昼過ぎだけどな」
「いいのよ、ちょっと昼寝してたんだから。あー、でもまだ何か眠い」
「仕方のない人だな・・・・・・」

 呆れたように呟いたアレクは、自分用に貰っていた薬草茶をジーニに渡した。
 ルーンディアで購入したのと同じ≪水銀華茶≫だ。しきりに試させろという親父さんに根負けして飲ませて以来、この宿でも出すようになっている。

「あ、これか。匂いがいいのよね、このお茶」
「葡萄酒と同じくらい高いけどな」

 エセルに頼んで、もう一杯≪水銀華茶≫を注文したアレクは、熱々のそれをよく冷ましてから口に含んだ。
 ちょうど親父さんも切り分けたタルトの一切れを持ってきてくれる。
 優雅なお茶の時間となった仲間を、肘をついて眺めやりながらジーニはポツリと呟いた。

「・・・・・・ねえ。エレンのこと宿に誘ってあげなくて良かったの?」
「・・・・・・・・・!!ゴフッ!ゲフッ、ゲフッ!」

 彼は≪水銀華茶≫を勢いよく噴出した。

「きゃっ!アレクさん汚い!」

 エセルが慌てて持ってきた布巾を受け取り、むせ終わったアレクは汚した箇所を真っ赤な顔のまま拭き清めた。

「ちょっと聞いただけで、どんだけ動揺するのよアンタ」
「・・・・・・それはその、不意打ちだったから・・・」
「だって、あの子が失くしたっていう赤い指輪、あれだけ一所懸命探してあげたのアンタだけじゃない。しかも玄関先で出てきたネズミ退治までやってさ」

 つい2週間ほど前に終わらせた依頼であった。真紅の都市ルアーナ近郊にある森で出現する魔物の調査・・・その実体は、神精族と呼ばれる聖なる獣と、それに仕える巫女の救援信号だったわけだが。
 神精族の幼生を操る歌まで教わり、巫女とその騎士の両方とずいぶん仲良くなった”金狼の牙”だったが、その最中に巫女エレンが一番親身となってくれたアレクに恋をしてしまったのである。

「エレンもサラサールも、村を滅ぼす原因となった宝珠の捜索をするって言うけど、何の当てもなかったわけでしょ?」
「・・・・・・ああ。宝珠を持ち去った男の正体も分からないままだしな」
「せめて引き止めて、こっちにつれて来てあげれば良かったのに」
「それが出来るくらいなら・・・・・・」

 アレクはそこで言葉を切った。
 しかし、ジーニは彼が何を言わんとしていたか理解してしまった。

「それやるくらいなら、彼女のほうに一緒について行ってあげたって?」
「・・・・・・うるさい」
「ラングといい、アンタといい、女に対して詰めが甘いのは同じね。『側にいて欲しい』くらい言ってあげればいいのにさ」

 ジーニの視界の隅に、金色の澄んだ輝きが映る。
 価値がつけられないほどのマジックアイテムであるペンダントは、その名を≪縁の首飾り≫という――。

「ま、その首飾りに免じてこれ以上のお説教はやめてあげるわ」
「待て、どこに行くつもりだ?」
「新しい薬瓶開発するのよ。前にメレンダ街行った後輩が、面白いレシピ持ってきてくれたからね」

 それは、通常であれば体力を回復してくれるだけの、甘い花の匂いがする香水に過ぎない。
 だが・・・・・・実は香水に仕込まれている術式によって、合言葉を発すると【魅了】の効果が現れるという、ある意味恐ろしいレシピだったりする。
 敵味方双方に作用させる事の出来る新魔法を、彼女は詳しく説明することなく再び二階へ上がった。

2013/04/18 05:40 [edit]

category: 小話

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Thu.

金狼の牙の再調整 1  

 死霊たちのために【解放の讃歌】という歌を吟遊詩人の寄合所で覚えたアウロラだったが、ジーニの≪エメラダ≫による敵の束縛まで解除してしまうと仲間から苦情があった。
 そのため、似たような効果をもたらす別の歌を探しているうちに、リューン思案橋のたもとで盲目の歌い手と出会い――アウロラは、シリリドと名乗った彼から【浄福の詠歌】という歌を習ったのである。

「技巧の良し悪しよりも、歌に込められた強い思いを私は聴きたいと思います」

 見えぬ眼差しは閉じたまま、盲目の歌い手はそう語った。

「眼が見えぬからこそ、見えるものがあります」
「・・・・・・あなたはその心で、唄に込められたものをご覧になるのですね」

 シリリドは放浪楽師という立場である。
 誰の庇護をも受けぬ代わりに、隷従すべき主人も持たなかった。
 安息を得られる家は持っていないが、広い天地を棲家とする――琴を抱えた美女や笛を携えた少年と共に歌う彼は、そう言ってひっそり笑った。

「唄は世につれ、世は唄につれ。誰にも、その人生と重なる思い出の深い唄があるものです」

 願わくば、自分の教えた【浄福の詠歌】もそのような唄になるように――彼の言葉に、アウロラは静かに首肯した。
 礼と共にいくばくかの銀貨をシシリドに渡して歩き出したアウロラは、幾つかの冒険者の店が集まった界隈から駆けてくる仲間に気づいた。ミナスである。

「アウロラー!ねえねえ、聞いて聞いて!」
「どうしたんですか、急に。ちゃんと周りを見て走らないと危ないですよ?」

 いつでも無邪気な子ではあるが、今回は殊更興奮した様子である。
 背中を撫でて落ち着かせると、彼は唾を飲み込んで深呼吸をした。

「えっとねえ・・・・・・。アウロラの唄に、氷のお姫様の歌あったでしょ?」

 それは”歌の一族”というエルフ達が並べた中からアウロラが選び、習い覚えた、伝説上の氷姫の美貌を称える歌である。
 歌を聴いた敵全てに対して、精神的なダメージによって動きを一瞬だけ止めるという効果があるのだが・・・。

「なんとかの希望亭ってお店にいたお兄さんがね。その話を聞いて、『彼女』のことじゃないのかって教えてくれたんだ!」
「・・・『彼女』ですか?」

 中々、エルフの少年の話が見えず、アウロラは首を傾げた。
 ――続けざまに言われた彼の言葉を聞くまでは。

「そう、”吹雪の姫君”だよ!色んな装飾品を使って魔法を使うんだ」
「・・・・・・え?」
「それでね、今の僕の実力だったらきっと大丈夫だからって、”吹雪の姫君”に取り憑いてもらう魔法を教えてもらったの!すごいでしょ?」

 ぴしりとアウロラは固まった。
 氷雪の精霊の中でも高貴なる王族と称えられる”吹雪の姫君”は、雪精の筆頭たる”雪の女王”の幼生だといわれている。
 魔力だけなら上位精霊に追従するほどで、強力な吹雪でダイヤモンドダストを起こすほどの冷気をもたらす。
 豪奢にして華麗、幻想的なほど美しい容姿をしているという彼女であれば、確かにアウロラが歌う【氷姫の歌】との類似点が多いとは言えるが。

「あの・・・・・・ひょっとして取り憑くって・・・」
「憑精術だよ?」
「・・・・・・召喚して使役するのではなく、精霊を身に宿す術ですよね?」
「うん!」
「それがミナスに憑依して、魔法を使うんですか? 美貌を称えられるお姫様が?」
「うん、そうだよ。・・・・・・どうしたの、アウロラ。汗がすごいけど?」

 自分が【氷姫の歌】を”歌の一族”から習わなければ、ミナスも男の娘にならずに済んだのだろうか――アウロラは遠い目になった。

「いえ、本人がいいのなら別に構わないのですけど・・・」

 ミナスの言うなんとかの希望亭とやらに心当たりがガンガンある彼女は、

(・・・あの人、一体どんな真面目な顔でこの子に新しい魔法を教えたのでしょう・・・。そして周りの誰も、男の子にお姫様になる魔法だってこと、指摘しなかったんでしょうか・・・・・・。)

と心の中で呟いた。

2013/04/18 05:39 [edit]

category: 小話

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