時に大胆に、時に慎重に、その3
「とりあえず入り口に着いたね」
「ここで戻ってくるのを待ちましょう。…本当は奇襲をかけたいぐらいですが…」
ちょっと肩を落とし気味のウィルバーだったが、乾いた地面を踏みしめる複数の足音が耳に届くと、アンジェと同じようにいつでも戦闘に入れるように、やや足を開いて杖を構えた。
入り口の光が遮られ、初老ぐらいの男が現れる。
「ここで戻ってくるのを待ちましょう。…本当は奇襲をかけたいぐらいですが…」
ちょっと肩を落とし気味のウィルバーだったが、乾いた地面を踏みしめる複数の足音が耳に届くと、アンジェと同じようにいつでも戦闘に入れるように、やや足を開いて杖を構えた。
入り口の光が遮られ、初老ぐらいの男が現れる。