Tue.

狩る者を狩る者その2  

(面白い………)

 ロンドは表情を変えないまま、自分と5人の男女の間の距離を推し量った。
 その上で、意味ありげな目配せを送ってきた宿の亭主の顔を思い浮かべる。

(しごく面白い仕事だぜ、親父さん。なるほど、こいつは俺向きだよ)

 ぺろり、と唇を舐めて湿らせた動作をどう判断したものか――。
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2016/04/26 12:08 [edit]

category: 狩る者を狩る者

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Tue.

狩る者を狩る者その1  

 こないだの鏡の事件からこっち、アンジェが何かと引っ付いてくることに閉口したロンドは、一人用の依頼を受けようと決意していた。
 まだ多くの冒険者たちが寝床に引っ付いている時間帯、彼にとって可能な限り静かに階下に下りる。
 朝の新鮮な空気を取り込むために窓を開けていた給仕役のリジーは、その手を止めてにっこりとロンドへ笑いかけた。

「おはようございます、ロンドさん」
「おはよう、娘さん。親父さんは?」
「納屋に餌やりに行ってますよ。ご飯、もう少し待ってくださいね」
「分かった」

 暖かい風が窓から流れてくる中、掲示板に貼られている羊皮紙を一枚一枚確認していくと……中に、食人鬼の名前が書いてあるものを発見した。

狩る者
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2016/04/26 12:04 [edit]

category: 狩る者を狩る者

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